カーディフ56UL-B
(シマノ)

すべてはスプーンを操るために!エリアトラウト専用ベイトロッド!!

 シマノ、カーディフ56UL-Bです。これはすごいです。何がすごいって、フレックスがULです。そんなベイトロッド他に聞いたこと無いですね。
 トラウト管釣りで3gくらいのスプーンを操ることを前提に設計されており、がんばれば1.5gのスプーンから使用可能です。重いものはせいぜい5gまで。ベイトタックルというのは重くて引き抵抗の強いルアーに向くというのが常識です。このロッドはその常識に真っ向から逆らっていると申せましょう。天邪鬼で実に僕好みのロッドです(笑)。
 単に柔らかいだけではなく、実にトルクのあるロッドです。ブランクにX字状にカーボンを巻きつけるとかいう製法で、しなやかさを失わずに剛性を上げることに成功しています。魚を掛けるとロッドが曲がってから引き出されるトルクに驚かされます。
 非常に趣味的なロッドで、まぁ、いらない人には全然いらないロッドだと思いますが(笑)、個人的にはかなり気に入っています。

 さすがにスローテーパー。満月にぶち曲がります。2ピースにしてはきれいなテーパーカーブを描きます。

 いわゆる印籠継ぎです(印籠のように継ぎ目が見えなくなるような継ぎ方)。ガイドはちょっと高足で、ロッドが曲がってもラインがブランクに触れにくくなっています。3LBラインなどをを使っていると、ブランクにラインが擦れて切れたりしますから、この辺の気配りはうれしいですね。

 カルカッタコンクエスト50Sにフロロ3LBを巻いて使用しています。そもそもコンクエスト50Sはこのロッドとセットで開発されたものなので、相性は完璧です。というか、このセットでなければこのロッドとリールは本来の性能を発揮し得ないでしょう。




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