自作ルアー「ノーザンダンサー」の作り方。

オリジナルルアー「ノーザンダンサー」の05年バージョンを製作したので、作り方をレポートします。
すっごくいい加減な作り方なので、くれぐれも参考にしないでください(笑)。


まず用意するのは、バルサ材(ホームセンターに売っています)、針金(ばね材。普通ステン針金は駄目)、混合接着剤(僕はせっかちなので5分で固まるやつ)、工具(カッター、彫刻刀、ヤスリなど)、セルロースセメント、塗料(僕は100円ショップのマニキュアを使用)。などです。


今回作るのはこれのコピー。03年度に20匹くらいのバスを釣った「ノーザンダンサー03’」です。ただし、これにはラトルが入っていましたが、今回作るのはノンラトルバージョンです(ラトル入りは手間がかなり増える)。


まず、バルサ材をカッターで削って行きます。オリジナルを参考にしつつ、アバウトにフィーリングで削ります。別に売り物じゃないんですから、決まった形なんか無いのです(笑)。


カッターで削ったら、角をヤスリで落とし、腹部のフックアイ用の切れ込みを入れて、形状はおおむね完成です。


次にこれをカッターで横にぶった切ります。プロはそもそも2枚のバルサ版を張り合わせてから削り始めるのですが、面倒なので。そのためバルサ材は柔らかいやつを使っています。


次に、ワイヤーでラインアイとフックアイを作ります。曲げる場所は現物合わせで決めます。


ワイヤーを本体にかませた状態です。ワイヤーが外に出ています。この方法だとセンター出しが楽なのです。


本体を接着します。ワイヤーが外に出た部分はこの時接着剤で隠します。


ウェイトを作ります。割りビシを潰したり削ったりして形を整えます。


ウェイトを埋め込みます。3つに分けて配分するのは、テールをスライドさせ易くするための工夫です。


接着剤で固定および穴埋めをします。


リップを作ります。メガバスルアーのパッケージを切って使います。ちょうど厚みが合うので(笑)。


本体に接着し、ポッパー的な口をつけたら本体製作はほぼ完了です。


次はコーティングです。セルロースセメントに出来た本体をどぶ付けにし、干します。
本来は完全乾燥させて7〜8回やると良いらしいのですが、待てないので乾燥一時間をはさんで2〜3回やります。2〜3ヶ月使えるものが出来ればいいので別にいいのです(笑)。


2〜3回のコーティングでも結構硬くなります。僕の場合まだ生乾きのうちにここから塗装に入ります。塗料は100円ショップで買ってきたマニキュアです。これは耐水性でしかも乾くとかなり硬くなります。重ね塗りも出来、いろんな色もある。筆もついてるので準備も簡単。そして速乾性ですのでせっかちな僕にぴったり(笑)。といういい事尽くめの材料です。買うのは恥ずかしいですけどね(爆)。


まぁ、適当に塗って行きます。もちろん!ここできれいに塗ったほうが愛情は湧くしかっこいいので、技術がある人エアブラシなどで塗りましょう。

さて、ここまでが一晩工程ですこれを干しながら寝ます。臭いので換気は十分にね!


朝起きると乾いているので、お目目を入れます。


フェザーフックを作ります。は(フェザーじゃないじゃん)ぬいぐるみから拝借してきます(笑)。

完成です!制作期間一晩強。これがうまく泳げばいいのですが、泳がなかったら作り直しです。
自作ルアーが泳がないなんて事は日常茶飯事です。以前1週間もかけて作ったルアーが泳がなかったときはショックでした。その結果、この一晩で作る方法を編み出した(大層な)わけですね。これなら駄目だったら次の日作ればいいわけですから(笑)。
自作ルアー製作には、作る楽しみ、動かす楽しみ、そして釣る楽しみという3つの楽しみがあります。僕の方法は参考にしないで皆さんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか(笑)。




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