GRIFFON-ZERO
(メガバス)

水面直下を駆け抜ける弾丸!恐るべき破壊力をもつ小さなノイジー!!

 絶対無敵、空前絶後、天下無双の釣果を04、05年と2年に渡って叩き出した、スーパーウルトラ稲妻的爆釣ルアーグリフォンゼロです。その釣れ具合はもはや伝説と言えましょう。なにせ05年は3桁ですぜ、3桁(笑)。とにかく釣れます。
 その特徴はインジェクションプラグとは思えないそのハイピッチなウォブリングです。水を掻き回す能力が抜きん出ているのです。このアクションの生み出す激しい水流が、バスを狂わす魔力を持っているとしか思えません。表層系クランクは数あれど、グリフォンゼロにしか釣れないバスが確実にいます。それはひとえにこのアクションによるものでしょう。
 小型軽量で固定重心のプラグにしては非常に高いキャスタビリティ。優れた泳ぎ出し。ロッド角度によって細かく調節できる潜行深度(0〜50cm)。高いフッキング能力。そして護岸にぶつけてもぶつけてもへこたれない頑丈さなど、細かいところまで配慮された実用的な設計は流石メガバスですね。
 欠点は、フロントフックがリップに絡みやすいこと。フックがショートシャンクなので交換出来ない事(普通のフックでは前後が絡まる)ことぐらいです。
 とにかく僕が釣りをする上で、なきゃ困る、というか無いと釣りが出来ない!というくらい信頼しているモデルです。

 ボディ全体の外観はほとんどSR-Xグリフォンと変わりません。実は出目がちょっと大きくなっているみたいなんですが。テールが絞られていることはこのモデルがウォブリングタイプであることを示しています。リップはかなり大きめです。

 この(赤い部分)インテークが沈み込みを抑え、ボディに強い浮力を与えなくても潜らないと言う特徴を生んでいます。おなかのくぼみには水押しを強くするという目的があるようです。
 ジャイロシャフトバランサー搭載です。重心位置を後上部にもって行く事により、潜りすぎを防ぎアクションの中心をボディ中央にするという効果があるようです。ちなみに、グラスラトルが2つ入っている以外はラトルはありません。

 05年11月現在の所有個数は7つ。カラーは上段左、中段左がスプークキラー(05年3桁釣果)。上段中がモスラCB(04年60匹)。上段左がタイガーオレンジゴールド。中段中がグリッターシャッド。中段左がヴァイパーレッド。下段がモデナイエローを自分で真っ白に塗ってしまった(笑)ものです(ちなみにサイレントチューン)。
 アピール系だけに、水馴染みの良い目立たないカラーのほうが良いようです。

 05年6月25日に釣った最大魚47cmです。岩盤沿いをただ巻きしたら釣れました。
 このルアーは基本的にはシャローエリアでバスが上を向いている時に使います。活性は高めの時が良いようです。
 岸際、葦際といった、スポットが複数存在しているような大ストラクチャーを一気に手早く探って行くのに向いています。ウィードエリアやシャローフラットの広域サーチには意外に向いていません。これはこのルアーが高アピールなリアクションルアーだからです。スポットを通した際にそこにいるバスに強アピールし、反射食いさせるというのがこのルアーの基本的な使い方になります。オーバーハング下などでも良いです。
 あまり工夫せずにただ巻きで十分釣れますが、水深を細かく調節できるという特徴を生かして、レンジをいろいろ試してみることが釣果アップの鍵です。デットスローに引いても、物凄い早巻きをしてもきちんとアクションするので、これも細かく調節してみると良いでしょう。

 データ
 04年
釣果総数・・・70匹
最大魚  ・・・38cm
釣果内訳・・・30cm未満(44匹)、35cm未満(16匹)、40cm未満(10匹)
状況   ・・・リザーバー(6匹)、野池(64匹)
月別釣果 4月…5匹、5月…23匹(最大魚獲得)、6月…11匹、7月…8匹、8月…3匹、9月…20匹
カラー別釣果…モスラCB(60匹)、グリッターシャッド(10匹)

 05年
釣果総数・・・124匹(内スモール3匹)
最大魚  ・・・47cm(スモール最大32cm)
釣果内訳・・・30cm未満(87匹)、35cm未満(22匹)、40cm未満(9匹)、45cm未満(6匹)
状況   ・・・リザーバー(8匹)、川(2匹)、天然湖(2匹)、野池(112匹)
月別釣果 3月…1匹、4月…18匹、5月…17匹、6月…24匹(最大魚獲得)、7月…6匹、8月…31匹(内スモール2匹)、9月…22匹(内スモール1匹)、10月…5匹。
カラー別釣果…スプークキラー(120匹)、モデナイエロー(4匹)

注!匹数が多すぎてデーターの正確さにやや不安があります(笑)。間違っていたらごめんなさい

使用タックル・・・がまかつ・ラグゼノーム666+シマノ・カルカッタコンクエスト200DC+スーパーGT-R20LB

 データから読み解くグリフォンゼロ。
・やはりどうしても子バッチが多い。40UPも釣れているが、サイズが選べないということは確実に言える。
・圧倒的に野池向きのモデルである。ただし、他でも釣れてはいる。
・やはり初夏から初秋に掛けて釣れている。
・スモールにも効くようである。




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