KILLER B
(bagley)

ヘビーカバーもへっちゃら!カバークランクの本場から来襲した蜜蜂!!

 細かく分けるのが面倒なので、バグリー社のキラーBシリーズは一括してしまいました。もっとも、僕はキラーB-1シリーズしか使いません。キラーB1にもオリジナルキラーB1(ラウンドリップ)、オリジナルキラーB1(スクエアリップ)、ダイビングキラーB1、ディープダイビングキラーB1とあり、その中にも年代によって違いがあります。ちなみに、キラーBシリーズは有名なバルサBをやや細身にしたシリーズです。
 写真のダイビングキラーB1は一番最初に手に入れたもので、オールドモデルでした。現行品よりややボディが大き目に出来ており、その分浮力が強くなっています。ウォブリング幅は大きく切れがあり、非常に良く釣れます。現行モデルは浮力が低く、その分アクションに切れがなくなってしまっています。この年代のものが欲しいのですが、オークションにもなかなか出ません(大体写真では見分けも付きません)。
 バルサ素材なので耐久性に欠けるのが最大の欠点で、使用後は水切りと目止めが欠かせません。

 これぞクランクベイトというようなまん丸ボディ(ただし、これでもバルサBより薄くなっています))。リップは大きめなラウンドリップ。素材はバルサで、当然サイレントモデルです。アクションは超高速ウォブリングです。あればかりはプラスティックでは真似出来ないですね。この年代のものはコーティングが極薄く、浮力が非常に高く出来ています(現行品はコーティングが厚い)。
 このB-1の上に当然B-2、B-3があるわけですが、正直サイズが大きすぎます。アクションもロールの混じる好きではないものなので、B-1しか使わないわけです。

 現在持っているキラーBシリーズ。キラーB1シリーズが13個。ダイビングキラーB2が1個です。現行品の新品を購入したり、オールドをオークションで探しました。

 個人的には最もお気に入りのダイビングキラーB1(ラウンドリップ)。左が最も古く、一番右が現行品(表示はキラーB)です。次第にボディが小さくなっていることが分かります。動きはやはり古いモデルの方が良いです。

 最近復刻されたのがこのオリジナルキラーB1(スクエアリップ)。最初期のモデルの復刻版で、リップがスクエア(角)でラインアイが真ちゅう製で位置も鼻面になっています。スクエアリップの方が動きに切れが出て、障害物の交わし方もラウンドリップの舐めるように交わすものから跳ね上がるように交わすものとなり、複雑なカバーに強くなります。
 ただ、現行品はどれも出来がひどく、ハズレを買ってしまう可能性も高いと思った方が良いです。最近値段も高いので、ハズレを引くと凹みます。

現在廃盤のディープダイビングキラーB1です。キラーB1とダイビングキラーB1(実はこの二つの潜行深度はほとんど変らない)が1m〜1.5mほどしか潜らないのに対し、このモデルは1.5m〜2mほど潜ります。世間的な評価はあまり高くないですが、僕はそこそこ気に入ってオークションで幾つか買いました。野池でボトムを叩くならこのモデルの方が使い易いです。

 一つだけ持っているダイビングキラーB2。はっきり言って凡庸なモデルで、動きに切れもありません。単にサイレントであるというところにのみ価値のあるミディアムダイバーです。

 キラーBではないのですが、アメリカのバスプロがシークレットにするというクランクベイトがどんなものかが知りたくて、オークションで落札したバルサB-3です。一応オールドモデルで、それなりの値段がしました。ものすごく強い浮力と強烈なウォブルロールはこれぞクランクベイトの決定版という感じ。ただ、立ち木にかすっただけでひびが入ってしまい、それ以来おっかなくてタックルボックスの中で眠っています(笑)。ちなみに、フックは変えてあります。

 05年4月16日に釣った最大魚47cmです。ダイビングキラーB1をウィードに絡め、いわゆるカッティング・オフメゾットで釣りました。
 そもそもカバークランクとして作られたものですから、当然カバークランキングに使ってあげましょう。カバークランキングとは、倒木や立ち木といったウッドカバーにクランクベイトを絡める釣りですが、根掛りしない自信があれば蓮の根やウィード、葦に絡めるのもありです。肝は、バスの目線よりも上のラインでカバーに当て、バスに食い上げさせること、カバーにはなるべく「がっつり」当ててやることです。通常の泳ぎとカバーに当った時に生ずる姿勢変動の差を見せてリアクションさせるには、根掛りを恐れてカバーを掠める程度では駄目なのです。
 もちろん、アクションに切れがあるので中層スイムでもかなり釣れます。ボトムノックも悪くないですが、個人的にはやはり、このクランクはカバー専門に使いたいモデルです。

 データ
04年
釣果総数・・・8匹
最大魚  ・・・38cm
釣果内訳・・・30cm未満(6匹)、40cm未満(2匹)
状況   ・・・野池(8匹)
月別釣果 10月…6匹、11月…2匹。
カラー別釣果・・・わかりません。
タイプ別釣果・・・ダイビングキラーB1(8匹)

05年
釣果総数・・・20匹(内スモール1)
最大魚  ・・・47cm
釣果内訳・・・30cm未満(15匹)、35cm未満(2匹)、40cm未満(2匹)、50cm未満(1匹)
状況   ・・・野池(18匹)、川(1匹、内スモール1匹)、リザーバー(1匹)
月別釣果 3月…1匹、4月…7匹、5月…4匹(内スモール1匹)、6月…5匹、7月…1匹、8月…1匹、10月…1匹
カラー別釣果・・・なまえがよくわかりません・・・。
タイプ別釣果・・・ダイビングキラーB1(6匹)、オリジナルキラーB1(スクエアリップ)(10匹)、ディープダイビングキラーB1(2匹)

使用タックル・・・メガバス・F4-70TX+M-ito103M+GT-Rスーパー20LB

 データから読み解くキラーB。
・04年10月に最初の一個を購入。なので04年の釣果が少ない。
・春先に炸裂する。高活性時にはたまにサイレントの方が有効な場面がある。
・圧倒的に野池向き。リザーバーではB-2やB-3を使うべきかも知れない。
・スモールが一匹釣れている。
・実は、ニゴイ(60UP)が一匹釣れている(笑)。


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