バス釣りで泳ぐこと

 
バス釣りをやっていて、泳いだ事のある人手を上げてー!
 …いますよね(笑)。今まで目撃した事があるのは、んー2人?かな(笑)?
 え?僕?ありますとも(威張る事でもない)。わざと泳いだこと(ルアー回収のために素っ裸で泳いだ)は省くとして(笑)、2回は落ちてます。
 一回目は、地元の某ダム。オカッパリで岸際を歩きながら、釣り歩いていた時の事でした。
 そこは、いわゆるごろたエリアで、一級ポイント。僕は自作トップウォーターを投げながらちょっとずつ前進していました。
 いや、言い訳すれば、危ない事は知っていたんですよ。小石が多く、そこでは2回くらい転んだ事が有りましたから。十分に注意していたつもりだったんです。
 でも、釣りをしている時って集中しているから、だたでさえ足元がおろそかになっているんですよね…。
 ちょっとルアーに目を奪われた瞬間、ちょっと足が滑りました。次の瞬間…!
 あれ?なんで僕はお風呂に入っているのかな(笑)?気が付いたら胸まで水に漬かっていました。要するにごろたが雪崩を起して滑り落ちた訳です。しばらく状況が把握できなかったんですが、我に返って最初にやった事は「携帯!」速攻ポケットから携帯電話を抜き出して水面上に掲げました。いやいや、笑うとこじゃないですよここ(笑)。僕は苦い経験上、落水時に一番痛いのは携帯の御臨終だと知っていたのです。その迅速な(笑)対応によって携帯は一命を取りとめました。
 いやー、それからが大変。崩れるごろたに阻まれてなかなか上がれないし、体は痛いし、服は水浸し。その後釣りをするのが大変でした(笑)。
 2回目はなかなかに笑えない(笑)話で、場所はちょっと遠くのダムに移ります。
 そこに行くのは初めてだった僕は、ウェーダーを履き、いさんで釣りを始めました。なんでウェーダーを履いたのかと言えば、雨が降っていたので合羽の代わりに履いたのです。もちろん、ある程度の無茶が出来るようにという意味もありますが(笑)。
釣り始めるとあまり釣れません…。まぁ、それは本題ではないので省きますが(笑)、その小規模のダムなのでがんばれば一周できそうでした。
 そこで僕は一生懸命釣り歩きながらダムサイトを回り、今度は逆に上流方向へと歩いて行きました。そして、最上流部に辿り着いたのです。
 そのダムのインレットはごく細く、飛び越えられそうな幅しかありませんでした。ただ、足場がゆるく、実際には飛び越えるのは苦しそうです。「よかったウェーダー履いてきて」僕は無造作にインレットに踏み込みました。深さは腰くらいです。
 すると、インレットのボトムは泥で、ちょっと足が潜りました。まぁ、行けない事もあるまい。僕はそう判断し、更に一歩踏み込みました。
 …いわゆる底無し沼というのはあんな感じなんでしょうね。今まで踏んでいた川底もろとも一気に沈んでしまったのです。気が付いたら首まで沈んでいました。「…あれ?」
 ちゅーか、やばい!ウェーダーの危険性は十分承知していました。腰の所にベルトを締めていたので浸水は防げましたが、空気がゴム長部に溜まってしまい、足が浮いてしまったら泳げなくなってしまうのです。幸いな事に足は泥に埋まっていたせいか、それは起こらなかったのですが。一瞬パニックになりました。
 あわてて手近な岸に掴まり、泥や草を引っつかんで這いずるように脱出。まじで死ぬかと思いました。あれは僕の釣り史上もっともやばい瞬間でしたね。この時はウェーダーの下のズボンに入れていたので、携帯は無事でした。
 これに懲りて、それ以来ウェーディング時にはライフジャケットを着るようにしています。まぁ、そもそもあんな無茶をしなければいいだけの話なんですが(笑)。
 みなさん、無茶はよくないよ!っておまえが言うかー(笑)!



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